生徒を気にかけて、話を聞いて、困っていたら助けようとする。
本来なら当たり前のことなのですが、この世界のヒロインたちは誰もが重い事情を抱えていて、その「当たり前」が人生を変えるほど大きな救いになっています。
王女としてしか扱われなかったセレス。
聖女として自由を奪われていたフィオナ。
結果を求められ続けて限界寸前だったノエル。
レイン先生は特別な口説き文句を言うわけでもなく、攻略しようとしているわけでもありません。
それなのに、ヒロインたちは次々と「この人しかいない」という結論に辿り着いてしまう。
特に面白いのは、主人公だけがその状況に全く気付いていないこと。
レインは生徒を救ったつもりでいるだけなのに、ヒロイン側では人生を賭けた恋愛イベントが発生しているのが最高です。
三話時点で既に包囲網が着実に形成されつつあり、今後さらに攻略対象たちがどう曇り、どう沼に沈んでいくのか楽しみで仕方ありません。
無自覚人たらし教師と重すぎるヒロインたちのすれ違いラブコメとして、とても続きが気になる作品です。