この村で八十歳を迎えたものは特別な祝福を受けるという。
そんな語り口から始まるこの物語は、閉鎖的な因習村の伝統を強く感じさせる。
村を出ればいくらでも食い扶持は稼げると思うのに、そうはならず、村だけで食料事情が完結している。死すらも食物連鎖体系に組み込まれている。そこからはなんぴとたりとも逃れられない。
時代背景が記されていないのでいつの時代の話かは分からない。現代であれば、表ざたになれば村は因習ごと消滅するだろう。
読後感をどう感じるか、ぜひ試してみてほしい。
星2であるのは私の掌編に対する最大評価が2だからです。