現代日本の引きこもり高校生と、記憶を失った異世界少女という導入が非常に魅力的です。アンリの閉塞感ある日常描写が丁寧だからこそ、リネリア登場の衝撃がよく映えています。二人の会話もテンポが良く、異世界転移ものなのに「異世界側が来る」構図が新鮮でした。スピック登場でシリアス一辺倒にならず、作品全体の読みやすさも向上しています。一方で会話量が多く、同じ内容の応酬がやや長く感じる場面もありました。それでもキャラクターの魅力が強く、続きを読みたくなる導入です。