2030年、各国が空中艦艇を競い合う軍拡の時代に、日本は旧帝国海軍の艦を引き上げて改造し、“天空の艦隊”として再編。
かつて海を進んだ戦艦や母艦が空を飛ぶというロマンと緊張感が同居し、その中心に立つのが空中防衛隊司令官・東郷有紀。
彼はフランス空軍のネモ艦長に追いつくべく任務を遂行し続けますが、列強の圧力が高まる中、日本は日米安保を失い、世界情勢の渦へ飲み込まれていくことに。
空を舞台にした艦隊戦、国家間の駆け引き、そして東郷艦長が背負う“最後の戦”の重みが物語を引き締めます。
飛べない船はただの船――
その言葉が示す覚悟と誇りが胸に残る、空中艦隊戦記です。