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声の国

声の国

立川こしら

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★9
3人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • ふらり
    2件の
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    ★★★ Excellent!!!

    人は、誰かに何かを渡しながら生きていく

    この作品で一番好きなのは、「落語では世界を変えられない」という問いを、最後まで簡単に否定しなかったところ。
    ​ルク自身も言っている。
    「村は焼かれるし」
    「人は死ぬし」
    「戦争も終わらない」
    ​その通りなのだと思う。
    落語を聞いたから戦争が終わるわけではない。
    笑ったから人が死ななくなるわけでもない。
    ​だからこの物語は、「落語には世界を変える力がある」と単純には言わない。
    ​代わりに、
    「それでも、客が一人いるならやる」
    というところに落とし込む。
    ​これが、すごく落語的だと思った。
    世界を変えられるかどうかではなく、目の前にいる一人を笑わせる。
    それを繰り返していく。
    ​落語は語り継ぐもの。
    歴史は語り継がれることで形を変えるもの。
    ​そう。生きて、自分の言葉で伝え続けろ。

    そんなメッセージを感じました。

    • 2026年8月17日 22:47