主人公の愛梨は、母の再婚で新しい町、新しい学校、新しい家族と生きることに。上手くやっていこうと頑張る愛梨だが、義理の妹の暦とかなかな仲良くなれない。そんななか、悪霊が彼女の前に現れ、呪いをかける。これを知った義妹の暦は、霊能力があると愛梨に明かし――
幽霊の呪いなどホラーな要素が多いですが、現代ファンタジーとして楽しめる一作。
主人公にかけられた呪いを解くため、新米姉妹が奮闘します。
親の再婚で姉妹になったばかりで他人行儀だった愛梨と暦。そんな二人が物語が進むうちにどんどん本物の姉妹、家族に近づいて行く。ホラー要素の中に、しっかりと人間ドラマもあって、とても読み応えがありました。
幽霊がただただ悪いヤツとして描かれていないところも良かったです!
思わず悪役に共感しちゃいそうになりました。
女の子同士の厚い友情がお好きな方におススメ!
とっても尊いです☆
突然、見知らぬ女の子から声をかけられたことで、死の呪いにかかってしまった中学生の愛梨。家庭の事情で転校してきたばかりだったが、明るい性格でクラスメイトとの関係も良好。新しい生活にも慣れてきた矢先の災難に困惑するのだが……。
この家庭の事情というのが、母親の再婚。新しい父親だけでなく、子連れ同士の再婚なので、同い年の妹もできた。父親のほうとは、まあまあギクシャクしながらも、ちょっとずつ歩み寄れているようなのだが、問題なのは妹のほう。愛梨とはタイプが違いすぎるし、どうやら学校でも浮いているらしく、接しにくい雰囲気で……。
そんな妹の秘密の能力が、愛梨の呪いを解くカギとなる。
人間関係と呪いが、絡み合ったホラー作品で、冒頭から続きが気になる要素がたっぷり。ラストも、予想外の展開で、「こう来たか!」と膝を打ちました。
死の呪いや呪いをかけた張本人の過去など、シリアスな展開もあるが、読みやすく親しみやすい文体で、主人公の愛梨の語りでつづられる内容は、からっとした明るさもあるので、楽しく読むことができます。完結作品なので、一気読みもおすすめです。
【レビューコンテスト応募】
あなたは怪異や呪いを信じますか?
世の中には、怪異が視える人がいます。もっと分かりやすく言うと、幽霊が視える人はいるって事です。
呪いの主、『赤い服の女の子』は、主人公愛梨に呪いや怪異を信じるか問いかけます。
愛梨はそれを否定したがために恐ろしい呪いをかけられてしまいます。
命のタイムリミットは7日間。たったの7日間です。その間に呪いを解かなければ愛梨は死んでしまいます。
愛梨が助けを求めたのは、あまり関係が上手く行っていなかった義妹である暦です。
暦もまた、怪異が視える女の子だったのです……。
このお話、赤い服の女の子の描写がめっちゃ怖いです。一度夜中に読んでしまって後悔しました(汗)。
でも、赤い服の女の子にも悲しい過去があり、そして自分が人に呪いを掛けて殺してしまう怪異になったのです。
私はこの赤い服の女の子を完全に責める事は出来ません。
誰にも信じてもらえない悲しみがいかに強烈なものか。どんなに傷付き、絶望した事か……。
赤い服の女の子の事情を知れば知るほど、一度でも彼女を否定してしまった愛梨に対する見方も変わって来ます。でも、愛梨の事だって責める事は出来ません。怪異や呪いを信じるか信じないかは個人の考えによるものだからです。
呪いというものは理不尽です。解呪するのは難しいですし、掛けられた方からしたらたまったもんじゃありません。
そしてこのお話は、愛梨と暦が本当の姉妹になる過程も見ごたえがあります。
両親の再婚で戸籍上の姉妹になった二人は、本当の絆で結ばれる事が出来るのでしょうか?
愛梨と暦はバディとして、そして姉妹として成長していきます。もちろんその道は平坦ではありません。
ホラーとしてもきちんと怖く、女子中学生二人の成長物語としても読みごたえがあります。オススメです!!
【レビューコンテスト応募】
主人公・愛梨は、ポジティブでコミュ力があり、明るくまっすぐに行動する陽タイプの女の子。
対する義妹・暦は、友達がおらず、物静かで引っ込み思案な陰タイプの女の子。
親同士の再婚のために義姉妹となった、正反対のタイプの二人がメインのお話です。
ひょんなことから呪われてしまった愛梨は、『視える』人であるらしい暦に協力を求め、解呪の方法を探っていきます。
暦は暦で、怪異を調査する目的があるようで……?
……あれ? これ、女子バディだ! みなさん、女子バディのお話ですよ!!
初めはぎこちなかった二人が、だんだんとお互いを知り、信頼関係を築いていくのがたいへん尊いです。
死へ向かう限られた時間の中で、愛梨の抱える思いや暦の背負う過去が明かされていくのですが、読み進めるほどに「呪いを解いて今後も二人で仲良く過ごしてほしい」という気持ちが強くなってきます。二人とも大好きです。
怪異や呪いというオカルトテーマに加えて、家族関係や友人関係、自分とは違う視界を持つ相手への理解など、さまざまなテーマの絡んだ物語です。
主人公二人を導き見守る、大人たちの存在も素晴らしい。
「呪いや幽霊を信じる?」
愛梨が呪われるきっかけとなった怪異からの問いかけが、物語上でも大きな鍵だと思えます。
見えないものを信じることは、そう簡単ではありません。
自分に見えないモノを視える人を信じることも、難しいかもしれません。
最初はその問いに「信じない」と答えた愛梨は、暦と関わっていくうち、どう変化していくのでしょうか。
続編も期待したくなる女の子二人の物語。
若い読者さんはもちろんのこと、幅広い年齢層の方におすすめしたいお話です!
【レビューコンテスト応募】
信じるか信じないかって聞かれたら、まぁ正直ちょっと悩んでしまうな、と思う私です。
幽霊については幼少時に『視た』ことがあるので、まぁまぁ信じる、かな?
呪いについても、まぁ多少身に覚えがあったりするし、まぁこれも信じる、かな?
でも、完全に信じているかと言われたら、どうだろう。
幼少時だし、ただの見間違いかもしれない。
呪いっていったって、単なる偶然かも?
そう考えると、正直即答出来ないかも。
ですが皆さん、もしこの問いを赤い服の女の子から投げかけられたら、その時はもう何も考えずに「信じます!」って叫びましょう。
なぜなら……呪われてしまうから!
本作の主人公である愛梨ちゃんもその『赤い服の女の子』に呪われてしまいました。彼女の腕には、数字が浮かび上がります。どうやらそれは『死のカウントダウン』。これが0になった時、愛梨ちゃんは……!
そうはいくか!と思うものの、じゃあどうする?
そこへ、強力な味方が!!!
それは、親同士の結婚によって義理の姉妹となった暦ちゃんです。
なんとこの子は幽霊が視えるというのです!
よっしゃ、もらった!
これで赤い服の女の子となんかうまいこと交渉してもらって呪いを解いて――もらえるわけもなく。
ええええどうするどうする?!
数字はどんどん減っていきます!
愛梨ちゃんが!!死んじゃう!!!!!( •̀ㅁ•́;)
果たして呪いを解くことは出来るのか?!
こちら完結済みですので、ハラハラしつつも一気に読めます!!!
【レビューコンテスト応募】
めちゃくちゃ面白かったです!
親の再婚で突然姉妹になったふたり。
「視える」義妹と、幽霊なんて信じていなかった義姉。そんな二人が、赤い服の少女にまつわる呪いに巻き込まれていく、なんていう設定からしてワクワクするのですが、読み始めると想像以上に物語へ引き込まれます。
当然怖いんですが、ホラー苦手な私でも大丈夫でした。
ただ怖がらせるだけじゃないのが良い! 怪異の不気味さや、じわじわ迫ってくる感じにハラハラしつつ、「この先どうなるの?」とページをめくる手が止まりません。
そして何より好きなのが、愛梨と暦の関係性。
最初はちょっと距離感のある二人でしたが、呪いに立ち向かう中で少しずつ変わっていく。ホラーを読んでいたはずなのに、いつの間にか二人のことを応援していました。
怖い、面白い、続きが気になる。そして最後にはちゃんと心に残る。
ホラー好きはもちろん、怖い話はちょっと苦手だけど、人間ドラマも楽しみたいという人にもおすすめしたい作品です。
赤い呪いの正体が気になった方は、ぜひ読んでみてください!