第4話 竜狩り②への応援コメント
レスターが親指を立ててみせたところで、ここから二人で反撃するのかと思ったのに……。あまりにも突然で、マチカと同じように声を上げたくなりました。竜の強さだけでなく、ほんの一瞬の不運が命運を分けてしまう怖さを感じます。
仲間が倒れても足を止めないハーディも、ただ冷たいわけではないんですね。立ち止まっても誰も救えないと知っているからこそ、竜に向かい続ける。その姿と、眼差しには怒りがあるという描写が印象に残りました。
そして、竜を倒すだけでは狩りの成功にならないという事情が、ここで重くのしかかりますね。遠くから攻撃すれば済む話ではないとわかって、アタッカーの役割の過酷さに納得しました。ハーディ一人でこの状況をどう切り抜けるのか、続きが気になります。
第3話 竜狩り①への応援コメント
世界観の作り込みがすごいですね……!
竜狩りがもともとは宗教的な儀式で、それが竜核の発見によって産業や国家間の競争へ変化していった流れがとても面白かったです。信仰、科学、歴史、資源問題がきちんとつながっていて、竜を倒すことが単なる冒険ではなく、この世界の文明そのものを支えているのだとよく分かりました。ラガンドラ帝国が竜の怒りによって滅びたという伝承も、今後の物語に関わってきそうで気になります。
後半で実際の竜狩りが始まると、一気に緊張感が増しました。ワイヤーで動きを封じ、陽動役が注意を引き、その隙に攻撃役が接近するという流れが具体的で、狩人たちが経験と技術を積み重ねて竜に対抗していることが伝わってきます。前話で説明されていた役割分担が、実戦の中でしっかり機能しているのも良かったです。
特に、マチカが竜の火炎放射の予兆に気づいて声を上げる場面が印象的でした。まだ新人で怯えていても、任された役割を果たそうとしているのが伝わってきます。
最後、竜の炎でハーディの視界が真っ白になるところで終わるのは、続きが気になりすぎます……! ハーディがどう切り抜けるのか、次話も楽しみです!
第2話 竜狩人②への応援コメント
第2話も面白かったです!
水を分けようとするマチカをハーディが止める場面が、とても印象に残りました。特に「助ける側が、それで自分が死んでも後悔しない時にだけ言っていいセリフだ。間違っても助けられる側が言うことじゃない」という言葉に、竜狩人たちが生きる世界の厳しさと、ハーディなりの優しさが凝縮されているように感じます。寡黙な人物だからこそ、ここで一気に語る言葉に重みがありました。
バルを置いて先へ進む展開も容赦がなくて、この世界では準備不足がそのまま死につながるのだと伝わってきます。その一方で、竜が多肉植物から水分を取っているのを見て「バルよりも賢い」と冗談を言うやり取りには、命懸けの現場に慣れた狩人たちらしい空気が感じられて好きでした。
後半は、初めて竜を目にするマチカの緊張と、淡々と狩りの準備を進めるベテランたちの対比が良かったです。最後の「――始めるよ、父さん。」で、ハーディが竜を狩る理由にも何か過去がありそうで気になりました。いよいよ始まる竜狩りがどう展開するのか、続きが楽しみです!
第1話 竜狩人①への応援コメント
冒頭の「最悪な夢の後の最低の目覚め」から、ハーディが背負っている過去の重さに一気に引き込まれました。8年前の大災と父の死が、単なる設定ではなく、今の彼の生き方そのものを決めているのが伝わってきます。
特に印象的だったのが、ハーディにとって47体もの討伐実績さえ「大災との戦いの予行練習」でしかないところです。周囲から見れば異常なほど優秀な竜狩人なのに、本人には名声にも金にもほとんど価値がない。その一点だけを見続けて生きてきた危うさがあって、かなり気になる主人公でした。
一方で、レスターやザックスたちの軽口が入ることで、張り詰めたハーディとの対比もよく出ていますね。「大アルマジロ」の話も、ただの雑談に見えて竜狩人という職業の厳しさや価値観を自然に説明していて面白かったです。
新人のマチカがハーディに「帰ったら何をしますか?」と尋ねた最後のやり取りも好きでした。普通なら食事や休息を思い浮かべるところで、本当に次の竜狩りしか頭にない。その返答にマチカが「えぇ……?」となるのもすごく分かります(笑)
世界観の説明もしっかりしているのに、人物同士の会話が多いので読みやすかったです。竜を狩る物語であると同時に、「竜狩り以外には何もない」ハーディがこれからどう変わっていくのかも気になりました。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
第一部はタイトルの通り、復讐を誓ったプロローグからの八年間を、ハーディがどのように過ごし、どう成長したのかを描きつつ、周辺の人々や世界観などを見せていくパートになっているかと思います。
一つ事にすべてをかける生き方の危うさ、とご感想にいただいた通り、これは、その道のスペシャリストになれる大きな可能性を得られるのと同時に、それを失うことで人生の価値すべてを失ってしまうような、そういう不安定さを孕んでいて、現代の日本では、周囲の大人の誰かしらが「お前、それはちょっと……」と苦言を呈して、何らかの修正を試みそうな、そんな生き方かなと思います。
「大アルマジロ」の話が、雑談に見えて竜狩人の説明になっている、と言っていただけたこと、とても嬉しいです。ありがとうございます。
どうしても入れざるを得ない、説明のために必要になる文章もあるとは思いますが、出来るなら、会話や物語の進行の中で自然に伝わる形になっているのが、やはり、読み手の方に負担が少なく、いいのだろうと思います。
この辺りは、構成力や、伝えるべき情報の整理、取捨選択といった、書き手の技量が試される部分かなと思います。まだまだ精進したい、精進が必要なところですね💦
現状の登場人物の中では、現代の日本人に一番近しい価値観を持っていそうなマチカがちょっと引くほどに、人生の全リソースを竜狩りに全振りしているハーディが、復讐にすべてをかけて生きていく中で、何を想い、何を貫き、何が変わるのか。
竜狩人としては強いけれど、人間的には危うくもある。
そんなハーディを、この先も見守っていただけましたら、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
プロローグ③への応援コメント
プロローグ①②で積み重ねてきたものが、③で一気にハーディの「原点」へ繋がった感じがしました。
特に印象に残ったのは、サイラスを失った悲しみが、そのまま復讐への怒りへ変わっていくところです。ただ「父の仇を討つ」と決意するだけではなく、泣くことすら拒むようにして、自分の中に怒りを刻み込もうとしている。その必死さから、まだ12歳の少年が受けた衝撃の大きさが伝わってきました。
そして、サイラスがハーディにとって単なる育ての親ではなく、「世界のすべて」だったと改めて示されることで、前話までの父子のやり取りもさらに重く感じられます。血縁ではなく、一緒に生きてきた時間によって親子になった二人だからこそ、この別れがハーディの人生そのものを変えてしまうのも納得できました。
終盤で、ハーディが後に凄腕の竜狩人になっていくことと、片目を失った巨竜が『テンペスタス』として恐れられていくことが並べて語られる構成も好きです。
「最高の竜狩人が生まれた日に、最悪の竜もまた生まれた」という対比がとても綺麗ですね。
ここまでの三つのプロローグが、単なる過去の悲劇ではなく、ハーディとテンペスタスという二つの存在の因縁そのものを描いていたのだと分かって、一気に物語の軸が見えてきた気がしました。この二者がいつ、どんな形で再び相まみえるのかが強く気になります。
作者からの返信
プロローグ①、②、③と、拙作を丁寧に読み解いていただき、また、こんなにもたくさんのコメントを書いていただいて、ありがとうございます。
プロローグで描いているハーディとサイラスの親子関係、特にハーディがサイラスに向けている感情は、二人の間に血の繋がりがない、言わば、サイラスの側に『ハーディを守り育てる動機、必然性のようなものが、基本的には存在しない』関係だからこそ、ひときわ、強いものになったということはあるのかなと思っています。
血の繋がった実の息子ではないのに、それにまったく劣ることのない愛情を注いでくれたことへの感謝や敬慕、偉大な竜狩人の背中への憧れ、などでしょうか。(これはもちろん、血縁関係を否定するような意図ではありません)
この二人を親子にしたのは、血の繋がりではなく二人で過ごした時間であるこそ。
ハーディとサイラスの関係を、そのように感じていただけたようで、とても嬉しいです。
そんな父との死別、喪失から、復讐の誓いへと転じて始まる物語でありますが、では、その復讐の対象となる巨竜、大災はどうかと言えば、こちらもご感想にいただいたところで、まさしく! なのですが、RPGに出てくる、倒せば経験値とお金がもらえる、そういう敵キャラとしての存在ではなく、暴風、大雨、洪水、地震、津波などの、そういう、『大災』という仇名の通りの『災害』規模の存在だろうと思っております。
復讐の誓いから凄腕の竜狩人へと成長していくハーディと、左目に突き刺さった短剣がある種のアイコンになって、漠然とした脅威から、より具体的な存在として認識されるようになった大災の対比的の描写は、歴史もの、大河ドラマっぽい作品作りを意識した部分なのですが、ここを綺麗と言っていただけたことも、すごく嬉しいです。
そして、物語は、竜狩人として成長したハーディが、タイトルにもある『竜の少女』と出会うことで……、と進んでいくわけですが、その先は、よろしければ、本文の方でお確かめいただけますと幸いです。
ただ、世界観(人が竜狩りをする理由や、この世界で使われているエネルギーのこと)や、大星歴という大きな人類史における、様々な年代での出来事など、情報が多く、消費カロリーの大きい小説になってしまっていると思いますし、色々とご都合もあることと思いますので、本当に無理のないペースで、気の向いた時に見に来ていただけましたら嬉しいです。
複数のエピソードそれぞれに、たくさんのコメントを書いていただいたのに、まとめてのご返信となってしまい、すみません。
あと、最後になってしまいましたが、Song ご訪問ありがとうございます!様の今回の応援企画で自分を見つけて、小説を読みに来てくださった方がおられます。
こうした出会いのきっかけをいただけたことも、感謝しております。
本当に、ありがとうございました。
これからも、お互いに無理のないペースで交流させていただけましたら、とても嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
プロローグ②への応援コメント
サイラス視点になることで、前話とはまったく違う意味で緊張感が増しました。
ハーディから見れば圧倒的な災害そのものだった竜を、サイラスは最初に「倒すなら何人必要か」「どんな装備が必要か」と竜狩人として冷静に分析している。その経験値の高さが伝わる一方で、現状はその装備も仲間も何一つないという落差がかなり絶望的ですね。
それでも「別に、死んだってかまわんさ」と思える理由が、竜狩人としての誇り以上に、ハーディを逃がすためなのが印象に残りました。ただ自己犠牲的に命を投げ出すのではなく、最後まで生き残る可能性と勝機を探して戦っているので、サイラスの強さに説得力があります。
特に竜に捕らえられた瞬間を「絶体絶命」ではなく「好機」と捉えるところが格好良かったです。普通なら終わったと思う状況で、眼球までの距離を測り、まだ動く右腕と短剣だけで反撃する。長年竜と戦い続けてきた人間らしさが凝縮されている場面だと感じました。
そして、短剣を投げる直前に思い描くものが「自分が生き残る未来」ではなく「息子ハーディの未来」なのがいいですね。血の繋がりがなくても、サイラスにとってハーディがどれほど大切な存在なのかが強く伝わってきます。
最後に聞こえる「父さんっ!」から、夜空を見るところまでの流れも切ないです。
プロローグ①でハーディ側から見ていた出来事を、②ではサイラス側から描くことで、同じ瞬間がより重くなっているのが印象的でした。この出来事が、この先のハーディに何を残すのか気になります。
プロローグ①への応援コメント
炎の中で竜を見上げるハーディの姿から始まる導入、かなり引き込まれました。
最初はあまりの恐怖に身体が動かず、ただ竜を見つめることしかできなかったハーディが、サイラスに助けられたことで少しずつ現実を取り戻していく流れが印象的です。特にサイラスがこんな状況でも、普段何かを教える時と変わらない調子でハーディに声をかけているところに、二人がこれまで親子として過ごしてきた時間が感じられました。
血の繋がりはなくても、ハーディにとってサイラスが「唯一無二の父」だとはっきり伝わってくるので、「絶対に振り向くな」と言われたのに、父が死ぬかもしれないと気づいた瞬間に足を止めてしまうところもすごく納得できます。
しかも、竜狩人だから簡単に竜を倒せるというわけではなく、準備も仲間もなく短剣二本だけという状況なのが怖いですね。サイラスの強さを見せつつ、それ以上に竜という存在の圧倒的な脅威が伝わってきました。
そして最後の「ハーディは、その瞬間を目撃する。」がものすごく気になります。
ここまで父子の関係をしっかり描いたうえでこの引きに持っていかれると、この夜がハーディの人生を大きく変える出来事になるのだろうな、と感じました。
プロローグ①への応援コメント
父親の「行け、ハーディ! 走れっ!」という場面で、僕は手を止めてしまいました。
逃げることが正しいはずなのに、それでも振り向いてしまう気持ちがすごく自然で、読みながら自分まで胸が苦しくなりました。
派手な描写だけじゃなく、親子の距離がちゃんと積み重なっているからこそ、あの一歩が重く感じられたんだと思います。
この先を読む前から、その場面だけが頭に残っています。読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
こちらこそ、丁寧に読んでいただき、そのうえ、コメントまでつけていただいて、ありがとうございます。
始めたばかりで、まだまだ分かっていないことだらけなのですが、この作品をもうしばらく更新し、その後は、少し方向性の違うものも投稿してみようかなとも考えております。その時に、また、読みに来ていただけましたら、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
第5話 竜狩り③への応援コメント
竜攀刀が折れた瞬間、ここまで来てそんなことが起こるのかと息をのみました。ザックスの援護で持ち直したときはほっとしましたが、そこからも余裕なんてまったくないんですね……。竜を仕留めても、勝ったという喜びより、ようやく終わったという疲労感が伝わってきました。
マチカへの言葉はぶっきらぼうでも、彼女に仲間の死の責任を背負わせず、故郷へ帰る道も示しているところに、ハーディの気遣いを感じます。自分にはあれほど厳しく言い聞かせていたのに、彼女には続けることを押しつけない。その違いが印象に残りました。ハーディ自身をここまで竜狩りに駆り立てるものが何なのか、ますます気になります。
最後のバルの登場は、あまりの間の悪さに何か言いたくなりましたが、ハーディにはもうその気力もないんですよね。狩りを終えたのに少しも晴れやかではない、最後の空の描写が胸に残ります。
作者からの返信
拙作を丁寧に読んでいただき、こんなにたくさんのコメントまで書いていただいて、ありがとうございます。
なのに、こちらはなかなかお伺いできておらず、申し訳ありません💦
第一部の前半、竜狩人、竜狩りのパートは、『この世界の竜狩人ってこういう人たちですよ』『この世界ではこういう理由で竜狩りをしてますよ』『この世界ではこういうやり方で竜を狩りますよ』といった内容を、一般人に近いマチカの目線を交えつつ実際に書いてみた、という感じになっているかと思います。
竜狩りの起源、ラガンドラ帝国の建国と滅び、錬成技術の発展と喪失、そして復元といった作品世界の歴史の流れ、設定の部分は、物語を読み進めてもらう上では必要な情報なのですが、いかにも設定語りになってしまっているので、もっと上手にストーリーの中に溶かし込めるようになりたいと思っています。(力量足らずで、ここに設定を書きました! という風になってしまっていますね💦)
竜狩りの場面は、この世界の竜狩りの手順やその必要性を示しつつ、なるべく臨場感を感じてもらえるように……と意識して書いておりました。
そして、命が失われるときは一瞬で、という辺りは、狩人たちの死生観や、この世界では命の値段はいくらくらいなのか、という価値観とも関わってくる要素だと思っています。
多くのファンタジー作品がそうだとは思いますが、基本的には、食糧事情、摂取している栄養、生活・衛生環境、医療分野のいずれも、現代の日本には劣る世界ですので、人々にとって死は身近なことであり、竜狩人ならなおさら、友との死別も日常茶飯事、ベテランたちの慣れや軽さは、見方を変えれば、彼らにとっての命の軽さと言えるかもしれません。
そう考えると、父の死と、父を殺した大災への復讐に執心するハーディは、竜狩人としてはトップクラスと評されつつも、命をものすごく重く受け止めている異質な存在でもあって、無理そうならやめろとマチカを諭しているのも、その辺りが関わっているのかも知れないですね。
終わってから追い付いてきたバルのことは、それこそ終わった後ですし、ハーディ的には、もうどうでもいい、という気分もあるかと思います。
竜狩りの後、達成感よりも、ただ終わった……とだけ、虚脱とともに感じている辺りにも、燃え尽き症候群的な危うさがあるのではと、自分では思っております。
設定やストーリーなど、全体的に消費カロリーの大きな内容になってしまっていると思いますが、少しでも、それに見合う面白さを感じていただけておりましたら、とても嬉しいです。
ここまで読み進めていただき、本当にありがとうございました。