このエッセイ、不思議なんです。
読みながら思わず自分の食べ方を再現してしまいました。そして再現した瞬間、「あっ……」
くぅ!悔しい!
何気ない日常の観察から「年齢はご飯の食べ方に出る」という仮説を立て、それを軽妙な語り口で最後まで読ませる。
もはやお見事!です!
老眼という誰もが避けて通れない現実を扱いつつも、悲壮感ではなくユーモアな雰囲気なのはものすごくありがたい。
ラストの「でも、口にしちゃダメですよ」と言われるとやりたくなるのが人間。間違いなく、周囲の人の視線を観察したくなります。
笑いながら自らの年齢を突きつけられる、なかなか罪深い作品です。
【レビューコンテスト応募】しますね。