引きこもりの男が異世界転生し、死にかけた瞬間に口からこぼれるのが人生に染み付いた「しょうもない語録」その語録がそのまま竜の咆哮として響く、という落差だけで成立しているネタ作品。1,181文字という短さが、このギャグの一発ネタとしての潔さを支えている。
レビューの「稲荷が入ってないやん」というコメントが示す通り、元ネタを知る人にはピンポイントで刺さる作りになっている。説明を一切しない姿勢が、ネットミームのノリそのままで、わかる人にだけわかればいいという開き直りが心地いい。
同著者の『田中のダンジョン攻略記』とは全く違う、ふざけ切った一面を見せる小品。