日常に滲む、人々の優しさと温かさが詰まったエッセイです。言葉を選ぶこと――それは誰かを想うことなのだと気づかせてくれました。悩んだり、立ち止まるときがあってもいい。つい何度も来てしまうお店のように読むたびに「エール」をもらえる作品です。作者さんのユーモアも、ふっと心を和ませてくれます。
日常の何気ない空を切り口に、人の内側にある見えない感情へと広がっていく構成がとても自然で印象的でした。 穏やかな描写の中に「誰もがそれぞれの場所で生きている」という視点が静かに通っていて、読後にじんわり残る余韻があります。