突然異世界へ召喚され、事故によって傭兵団長ヨセフの「使い魔」として生きることになったOLのエマ。
日本へ帰れなくなった彼女は、料理や経理で傭兵団を支え始めます。
本作の魅力は、丁寧な世界観と人間味あふれる温かい描写です。
実父の愛情を知らずに育ったエマが、仲間たちと新たな「家族の形」を築いていく姿に胸を打たれました。
食事を通して人と人との心が繋がっていく場面も実に魅力的です。
リアリティあふれる魔物討伐の緊迫感と、エマとヨセフのどこかクスッと笑える軽妙な対話のギャップも絶妙で、重くなりすぎないテンポ感でどんどん読ませてくれます。
異世界という舞台でつむがれる、心温まる人間ドラマをぜひお楽しみください。