アンコールへの応援コメント
なんと、浅井まで計画に関わっていたとは……これまでの優しさがすべて別の意味を帯びる展開に息を呑みました。それでも最後まで咲良を傷つけられず、「ずっと好きだった」と告げる浅井の姿には、取り返しのつかない悲しさが残ります。
そして、水田の「くだらねぇことに音楽を巻き込むな!」という啖呵が実に格好いいですね。陰口を叩いていた人物だからこそ、咲良の実力だけは正しく認めていたことが胸に響き、最後にオーボエの無事を気にする場面も彼らしくて、このギャグ好きです(笑)。
作者からの返信
そうなんです! 実は浅井が関わっておりました……
私が言うのもアレなんですが、悲しい人ですよね、この人本当に。才能があるのに、どこで間違えたんでしょう。
私の知る限り、音楽家というのは変人が多いんです(笑) 水田のような、一癖あるけど音楽性は素晴らしく、楽器は何より大事、という……
イマドキいくらオジサンでも、「アバズレが!」とか言わないと思いますけど😂 ここはキャラを立たせるためにあえて死後を言わせてみました。
第二部への応援コメント
咲良の演奏とともに、浅井への淡い想い、駿と夢を追った日々が重なっていく構成が美しいですね。とりわけ、駿とカップラーメンをすすりながら「ブラボー」と笑い合う場面が温かく、二人の関係の原点として胸に残りました。
万鈴の「サクラちゃんみたいになる」という言葉も、咲良にとって何よりの喝采だったのだと思います。その幸福な瞬間を友梨奈の冷たい視線で締めることで、達成感の裏に潜む不穏さがいっそう際立っていました。
作者からの返信
ここで咲良が演奏する、チャコフスキーのヴァイオリン・コンチェルトは、クラシック界隈では人気の高い曲です。
そのため、YouTubeにいろんなオーケストラやソリストが演奏した動画が上がっています。
今回の作品を書くにあたり、参考にするため動画のひとつを視聴したのですが、それをUPした投稿者さんのコメントや、視聴者さんから寄せられたコメントに感動しまして。
特に70代男性のコメントが、自分の人生とこの曲を重ねており、まるで小説のようでした。
そこから着想を得て、このシーンは咲良が過去を回想するシーンにしました。
とりわけ、咲良と駿がカップラーメンをすすり、「ブラボー」と声をかけ合うシーン、ステージ上で万鈴が「サクラちゃんみたいになる」と咲良に言葉をかけるシーンは、私がこの作品で特に好きなシーンです。
そこを書いていただき、また、その直後の友梨奈の視線で落とす不穏さも読みとっていただけてうれしいです。
ありがとうございます。
長文の返信、失礼いたしました。
第一部への応援コメント
演奏中にドレスの裂け目へ気づく場面は、舞台上では平静を保たなければならない咲良の緊張が伝わってきて、息を呑みました。それでも演奏とコンマスとしての責任を最優先する姿が格好いいですね。
夫の駿、理解者である浅井、含みのある友梨奈と、咲良を取り巻く関係が一気に複雑さを増すなか、「今日でおしまいだ」という二枚目のメモが決定的な不穏さを残します。最後に自分の名と立場を胸に刻んで舞台へ向かう咲良の強さが、とても印象的でした。
作者からの返信
引き続きコメントありがとうございます。
咲良が舞台上では決して動揺を見せられない状況や、コンマスとしての責任感を感じ取っていただけて嬉しいです。
また、駿や浅井、友梨奈との関係性や、最後のメモが残す不穏さにも注目していただきありがとうございます。
この先、演奏会の裏で起きていた出来事が少しずつ明らかになっていきますので、楽しんでいただけたら幸いです。
序章への応援コメント
序章として、とても引きの強い始まりでした。華やかなクラシック音楽の世界を丁寧に描きながら、その裏側に嫉妬や利害、企業の過去、そして不穏なメモを少しずつ織り込んでいく構成が巧みで、一気に舞台へ引き込まれます。
特に咲良の人物像が印象的ですね。世界的な実力者でありながら冷静さを崩さず、演奏に対しては一切妥協しない姿勢が、コンマスとしての風格を自然に感じさせます。最後に浅井との過去を匂わせる一言が置かれたことで、人間関係にも奥行きが生まれ、読後に静かな余韻が残りました。
作者からの返信
板野かもさん、早速丁寧なコメントをいただきまして、ありがとうございます!
構成が巧みで一気に舞台へ引き込まれる。と評価していただき、大変嬉しいです。
咲良は、未だ男性が中心のプロオーケストラの世界で、自身の技術と実績にプライドも持っています。
作者の私自身、男性が中心の業界で技術職に就いており、〝女性初〟ということで注目された経験も織り交ぜたキャラクターです。
また、最後の浅井とのワンシーンの余韻は狙ったところであり、それも読み取っていただけて嬉しかったです。
終演への応援コメント
事件の後始末を描きながら、後藤の「高級メロンだろ、普通」という軽口で空気を和らげる場面がいいですね。咲良と駿が新しい家族を迎える決意に至り、過去の不祥事にも清算の道筋が示されることで、まさに「雨降って地固まる」という終幕になっていました。
そして最後に、二人の原点だったカップラーメンと「ブラボー」が戻ってくるのが、とても温かいです。悲劇を告げたはずの演奏会を越え、今度は未来への祝福として響く「ブラボー」に、晴れやかな余韻が残りました。
作者からの返信
最後まで読んでくださいまして、本当にありがとうございます。
事件の真相が明るみに出るシーンは、前章からこの章に渡り、かなり推敲を繰り返して仕上げました。
「ブラボー」で締めるラストに晴れやかな余韻を感じていただけてうれしいです。
このラストが私も何より好きなシーンです。