イエスの弟子である小ヤコブを中心に人としてのイエスを書いた物語です。
私は聖書に書かれている奇跡の話よりも、例えばペトロが最初にイエスと出会った日、採った魚を一緒に食べた話を聞きたいなと思うんです。確か魚が採れてその場で弟子入りしたみたいになってるんですけど、それより先にお腹空かせたペトロの家族と一緒にご飯食べたと思うんですよね。その時のことを語るべきだと私は思ってます。
でもきっと神になるってそういうことで、人間の頃の人間らしい話を省かないと神聖を感じれなくなる人が多いのだと思います。神って人間ではない存在みたいな?悪いことではないと思います。強い信仰が必要だったのだと思うので。
でも私は飢えた家族に魚を採れる場所を教えて一緒に食事をしたことこそ神だと感じるんです。もしそうではなく人とは隔絶した神だけが信じるに足るなら、私達は生きたままのお互い人間同士どうやって信じるのだろうと思うんです。
この物語は人としてのイエスを爽やかに書いていて、私はすごく好きでした。今ある解釈に反対するわけではなく、記述の少ない小ヤコブを中心にしたこともすごく良いなと感じました。人間も信じる話だと感じました。
おすすめです。