80年代から90年代。
世界はまだまだ大きな戦争の後の再編成の中にいたように思います。
ヨーロッパも、アジアも揺れていて。
案外、日本だけが不思議と世界に浮いていた。
現在は、ベトナムというと、経済発展著しいオシャレで元気な街、というイメージなのですが、一昔前のベトナムと聞いて私が思い出すのは、船とも言えない大きな板のようなもので命がけで海を越えてくる亡命者達。
日本でも“ボートピープル“と呼ばれて毎日のようにニュースで報道されていたものでした。
本当にこれで海に出たのかと思うような装備、女性も男性も子供も皆、苦労してきたんだな、とわかる顔をしていて。
あの時代のベトナムについて、作者様がどんなお話をお書きになるのかな、ととても興味深く拝読しておりました。
ひまえび様の物語はとてもドラマ性が高く、魅力的な男性、そして女性が登場します。
こちらも、とて精悍な主人公が、物語を追いかけて力強く踏破して行きます。
あの時代を今、どう振り返ってラストを迎えるのかとても楽しみです。
ぜひご一読くださいませ!