本作は、いつも明るく高校でも大人気な金髪ギャル系JKの主人公が、家庭科の授業中(広島風お好み焼きを焼いている最中)に異世界へ召喚されるという破天荒な導入から始まる一作です。
最大の魅力は、その導入から続く怒涛の「勢い」です。
タイトルは、いかにもなWEB小説のトレンドで間口を広げておきつつ、中身は、スリリングな展開という劇薬をしこまれています。
それはまさに、ダンジョンの踊り場に開かれた女の子同士のあたたかいカフェ空間の癒やしを期待していたら、まさかの異能戦闘が予想以上に苛烈でド迫力なため、その激しいギャップにスリルの連続を感じるほどに、です。
外連味として、日本の名だたる最高級の神々を自らの力として扱う主人公の設定に加えて、武器として「フライ返し」を握りしめたまま超衝撃波を放つといった落差があります。
つまり、作者様は、ド迫力の戦闘描写への対比として、コメディを描く手腕をお持ちであり、そこに秀逸さを感じます。
広島風お好み焼きを焼いていた金髪ギャルJKが、天照大神など日本最高峰の神々をフライ返し一本で従え、ダンジョンのカフェを舞台に百合と激しい戦乱を巻き起こす、ギャップと勢いが突き抜けた異世界召喚ファンタジー。
ギャルのノリと神話級のパワー、そのどちらの要素も十分に満足できる本作、ぜひおすすめいたします。
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