魔力を失ったケンシが、それでも空に戻ろうとする姿が切なかったです。部下を守って撃墜され、助かったのに「喪失者」と呼ばれ、ようやく試験飛行までこぎつけたのに資格まで取り消される。本人はずっと軽口で受け流しているのに、周りのほうが悔しがっているのがまた苦しい。それでも整備班が「魔導甲冑じゃなきゃいいんでしょ?」と食い下がるところで少し救われました。あの人たち、ほんとケンシのこと好きなんだなと思ったよ。
魔力が出てくる世界ですが、読み応えはSFやハードボイルド、軍記物に近く、硬派な世界観に主人公イケオジがよく噛み合っていて、渋くてカッコイイです。
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