勇者パーティから追放された修理師ヨシト。
彼が瀕死の黒猫を救った瞬間に開花するのは、物の“概念”ごと蘇らせる神業リペア。
その力は聖剣も遺物も国家すらも再生させる規格外の才能で、本人が気づかぬまま世界の歪みに触れていく展開が痛快。
魔女ベルフェゴールや剣精霊、美少女たちとの旅は賑やかで温かく、職人として自由に生きたいというヨシトの矜持が物語の芯を支える。
追放劇は序章にすぎず、千年前の因縁へ繋がる伏線が次々と姿を現す。
修理師が世界の理を“直す”冒険は、爽快で奥行きのあるファンタジーに仕上がっている。