町に時折現れる怪人を打ちのめすため、どこからともなく現れるヒーロー、その名もファイティング・ガール。彼女はいったい誰なのか。
主人公の朝人が通う学校には、怪人が現れると毎回教室から出ていくという謎の三人の美少女がいた。その中にファイティング・ガールの正体がいるとしか思えなかった朝人は独自に調査を開始し……。
他の小説では味わえないような奇妙奇天烈な世界観が描かれる本作。広がりまくった大風呂敷が収束していく解決編は見事の一言です。
推論はあくまで推論として捉え、常に論理的であろうとする朝人(および作者さま)の姿勢に好感を持てるとともに、どこまでのことが可能なのか分からない特殊設定を論理に適用するという非常に困難な作業に挑戦されているのが面白かったです。
数えきれないぐらい無数にばらまかれまくった伏線が一気に回収されていく怒濤の推理。そんな解決編に酔いしれたい貴方にはぴったりの作品だと思います……!