これは、二十年前に世界を救った“その後の勇者たち”の物語です。
かつて魔王を倒した主人公・勇者ココロ。
しかし、その戦いの代償として声を失い、今は王でありながら、人々の暮らしのすぐそばで穏やかな日々を送っています。
そんな彼の前に、かつての災厄を思わせる異変が現れる。
そして、止まっていたはずの冒険が、二十年の時を越えて再び動き始めます。
二十年も経てば、身体は昔と同じではない。
古傷は痛むし、体力も落ちる。
若い頃なら勢いだけで進めた道でも、今は立ち止まって考えてしまう。
でも、その二十年を生きてきたからこそ見えるものがある。
敵とは何なのか。
正義とは何なのか。
力は何のために使うのか。
そして、命に敵味方なんて本当にあるのか?
若い頃には迷わなかった英雄たちが、歳を重ねた今だからこそ悩み、考え、それでも前へ進んでいく姿がとても熱いです。
シリアス一辺倒ではありません。
二十年経った元英雄たちの身体事情だったり、個性豊かな仲間たちのやり取りだったり、思わず笑ってしまう場面もたくさんあります。
これは世界を救う物語であり、失ったものを抱えながら、それでももう一度人生を歩き出す人たちの物語でもあります。
かつてRPGの冒険に胸を躍らせた方。
そして「英雄の物語は、魔王を倒したところで本当に終わるのか?」と思ったことのある方。
ぜひ読んでみてください。(1話ごとの文字数もとても読みやすいです)
中年よ、集まれ!
もちろん若者も大歓迎です(笑)
これは、年齢を問わず胸を熱くしてくれる冒険譚です。
面白い!!必読です!