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月曜の無線室

月曜の無線室

SENZO

おすすめレビュー

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★★★
★9
3人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • エス&ジョージ
    171件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    祖父のコールサインを握りしめる少女の旧無線室

    第1話「1.7秒の声」の冒頭の静けさが、この作品の全てを物語っている。

    放課後の旧無線室で一人、受信機の前に座る瀬戸理央。祖父からもらったコールサインのキーホルダーをしおり代わりに、三冊目のノートに記録を続けている——この描写だけで、主人公が何を大切にしているかが伝わってくる。

    そこに届く1.7秒の声。「前後がない。呼び出しも応答もない」——その声の違和感を冷静に記録していく理央の手つきが丁寧で、静かに鼓動が速くなっていく。

    直後に現れる白瀬渚沙の声が、録音の中の声と重なる瞬間の余韻が、すさまじい。

    解くべき事件ではなく、少し世界がずれる放課後の日常。その空気が第1話から完璧に醸し出されている。

    • 2026年6月29日 20:08