勘違い系主人公ものとして非常に完成度が高いです。イグナス本人は借金逃れのダメ冒険者なのに、周囲だけが勝手に深読みして神格化していく構図が終始ブレず、テンポよく笑えました。特に「チート」から戦争予言へ飛躍する流れや、「剣姫」の勘違い、「裸身流」の暴走解説など、一つひとつのネタの積み重ねが秀逸です。主人公の俗っぽさと周囲の過剰解釈の落差が大きく、自然と次の勘違いが見たくなる作品でした。