本作は、これまで街や大切な人々を守るためにボロボロになりながら戦ってきた「英雄」が、限界を迎えて敵である怪人側へと身を落とすという重厚なドラマを紡ぐ一作となっています。
自分が手放した「正義」を受け継ぎ、自分を倒すべき敵として追ってくる可愛い後輩魔法少女たちとの複雑な関係性が、作品の奥行を作り、読み手として、スリリングを感じます。
さらに、作者様の手腕として、バトル描写の迫力です。
魔法少女の華やかさと、怪人の禍々しさが激突するバトルシーンは、構成と筆力の高さ、そして何よりも熱量があふれ出しています。
その対比として、後輩との闘いという心理描写は、切なさを演出できており、ただの勧善懲悪の物語ではないことを突き付けてきます。
限界を迎えたかつての英雄が、残された可愛い後輩魔法少女たちを守るためにあえて最強の怪人へと身を堕とす、切なくも熱い闇堕ちダークヒーローファンタジー。
設定に感性を刺激された方は、是非一度お読みください。
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