器であり感情を持たないS-07が、
罪を喰らい、人間性を手に入れていくストーリー。
しかしその行為は、人間性とは、
まるで知恵の果実を手にしたかのような。
まるでパンドラの箱を開けたかのような。
ただそれがいいことではない、
七つの大罪を軸にしたSFダークファンタジー。
それぞれの罪がどのようにその名を体現しているのかも、
とても興味を持って読めます。
爪が剥がれるほど壁を掻きむしる描写とか、
麻酔なしでの手術の生々しさとか。
……強欲の倒し方とか。
本当に灰色で、果たして救いがあるのか?
と思うような、ダークファンタジーです。