第一章 瑞穂皇国
第一話 瑞穂の2人
□□第一章 瑞穂皇国□□
◇第一話 瑞穂の二人
「この
鮮やかな花々が心地よい風に揺られている。
何もかも忘れさせてくれそうな広々とした草原に一人の男性が横たわり、
「
遠くから聞こえてくるのは、すこし
「今日は予定あったかな・・・」
草原の終わりには100mはあろう
「ここから飛び降りたら逃げれるか・・・」
そっと
断崖絶壁の前には【
数km沖へ出れば嵐が生まれ、
人々はいつしか海の向こうを忘れた。
「悠真様!またここにいたのですか!と言うかここしか逃げる場所ないのですか!?」
「あるよ」
「どこにです?」
「あっち」
「死にますよ?」
「だよなぁ・・・」
ハアッ…彼女は大きなため息をついてから
「ともかく早くお屋敷に戻ってください。
「わかりましたよ・・・春にはいつも迷惑をかけてるな。」
「ど、どうしたのですか⁈サボり過ぎて頭おかしくなっちゃいましたか⁉︎」
春は心配そうに、少し
「はいはい、今日もうるさい。」
悠真は
「今日も平和だわ」
立派な
「悠真あぁ〜!」
なんとも情けない声で弟を呼ぶ。蒼真は瑞璃家の長男、ついでに弟大好きである。
もう兄弟そろって良い歳なのだが―――
「ご用はなんですか」
「悠真そっけな〜い!こんなに私は待っていたというのにぃ!」
悠真は目を閉じた・・・(この兄を見ると心が痛い。)
でも嫌いではない。むしろ仲は良い方だ。
「はいはい。で、何ですか?」
「ふふん!教えて欲しい?」
「はい、教えてください。」
「どっしよ〜かなぁ!」
「貴方が呼んだんでしょ?」
「んーとねぇ、じゃあ(
「・・・・」
悠真が目を閉じ
周囲の残響が
神々の残響よ
我を馬鹿にするこの者を
炎で焼きたまえ・・・・
「はい!冗談です。ですので
「からかう為に呼んだのなら、もう行きますよ。」
「わかりました、ごめんなさい。」
「じゃあ何のご用ですか、兄様。」
蒼真は嬉しそうに笑顔を見せた。
まるで子供が宝物を見つけたように。
「世界が変わるよ―――」
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