優しさを与える物語ではなく、優しさを見つける物語。読み進めるうちに、自分が受け取ってきた小さな優しさを思い出します。そして読了後には、きっと誰もが自分だけの「返しそびれた十円玉」を探したくなるでしょう。第七章からあとがきまで、一気に読み進めてしまう構成の素敵な作品です。