魔王討伐、それは古今東西で描かれてきた王道の物語の軸
ただ、昨今ではそのスタイルを踏襲するかのような作品が多く見られる
魔王討伐を異なる視点から見る、そして感動を与え、ストーリーを完成させる
……この作品もそうだ
剣に命もしくは意識があったら、どうだろうか
巧妙なやり口、少し気難しい性格、正義感に満ちた声
さまざまなイメージがあるだろう
剣、それも「勇者の剣」に命があったとしたら
欠けることを知らない完全な姿で、勇者に握られ、数々の試練を共にする
宿敵を共に打ち破り、国に讃えられる、そして飾られ、みんなに讃えられる
……しかし、剣には寿命がない
長く果てしない時間を過ごすことになるだろう
そして多くのものを見て、勇者との冒険の回想を見て
勇者、そのものの存在は、剣に何を与えたのか
あの日洞窟で岩に刺さっていた剣は、勇者と出会ったことで何が変わったのか
これは、勇者との長くも短かった冒険を想う剣の物語