「『泡沫の大地』?」
「タイトルからして渋いね。」
「でも“泡沫”なんて消えるものと、“大地”なんて揺るがないものを並べるなんて、矛盾してるじゃない。」
「いいじゃない、矛盾があっても。」
「読んでみたら派手にドカーン!じゃないんだよ。」
「いいじゃない、じっくり進む物語も。」
「少しずつ世界が見えてきて、登場人物の事情が重なっていく。」
「いいじゃない、全部を最初から説明しなくても。」
「気づけば『この先どうなるんだ?』ってページをめくってるんだよ。」
「いいじゃない、読者も物語を一緒に歩けば。」
「派手さだけじゃない。積み重ねがちゃんと力になってる。」
「否定から入らない。それが『泡沫の大地』なんじゃない?」
「時を戻そう……じゃなくて、先へ進もう。」