どこまでも穏やかで、柔らかい空気の中、物語が進んでいきます。
ですが、ただ二人でスローライフを満喫する話ではありません。
現実的な帰還への不安感、ほんの少し距離のある微妙な関係性、ぎこちなく心を通わせていく過程など、繊細な文体で非常に丁寧に描写されています。
話し合って、納得し合って、堅実に、いたわり合いながら前へ進んでいく二人が素敵なんです。
守るだけ、守られるだけ、ではなく、同じ立ち位置で手を差し伸べ合う姿が胸を打つんです。
二人の異世界生活の行方を、ぜひ見届けていただきたいです。
本編完結後のエピソードも、ほのぼのでおすすめです。