文章の纏う雰囲気も素敵で、あっという間に引き込まれてストーリーの中に。こいつならやれるかもとか、化けるのが上手くいけばいくほどに自分の心を締め上げていくことになるとか……。実際に主人公が生きてたら、そりゃそうだよなと。そんな文章を書ける方がホラー書いたら、そりゃ怖いよなと納得感しかありませんでした!
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自らの中に沈む罪の意識が、尼僧として成長していくにつれ鮮明に膨らんでいく。知識を得るということは想像力を広げるということでもあるのでしょうね。更に平穏を手に入れたからこそ、ずっと傍らにある罪に余計恐怖を覚えてしまう。内側からじわりと迫り上がる恐怖が伝わってくるお話でした。
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人は罪を犯す。すると、罪人はどうするか?赦しを請う。誰に?神仏へ。神仏。ソレは、ただの人形。ただのモノだ。人は、ただのモノに赦しを請う。モノに問いかける。すると、モノは答える。その、モノが出した答え。ソレは、自分の深層心理が出した答えだ。神仏への祈り、問いかけ、そして、赦しを請う行為。ソレは、すべて鏡の向こうの自分自身にしている行為だ。赦しを請うほどの罪。ソレを許すかどうかは、自分自身だ。
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なんだか様子のおかしな序盤。様々なことが明らかになる中盤。そして時折り挟まれる、ちりん、ちりん。ホラーにおいて、何かが迫って来る場面は最大限の見せ場といっても過言ではないかと。中でも今作は、静かに迫り来る、身も凍る恐怖を味合わせてくれます。
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