あらすじ、プロローグから数話を拝見致しました。
まず一点だけ、とても独創的な世界観を、より深く堪能するために、ルビがあれば尚良いと思いました。
内容についての感想は、割愛させて頂きます。
非常に良いと思った点は、良い意味で軽小説では無い、文学性を感じさせる文体でした。この点は、web小説読者の好みに依存するので、賛否別れるかもしれませんが、私にとってはとても良い読み心地でした。しかし、web小説としての読みやすさの作法は丁寧に守られており、軽小説を読み飽きたという読者様が、文芸に一歩踏み込む時に読む作品としてオススメ出来ると思いました。
次に好みだった点は、語り手のセリフと地の文の対比の温度差は、プロローグからの地続きで考えると、作者様の技巧を感じさせられました。口に出す言葉と、内心の動かし方の妙が上手い。そう思いました。
少し重厚で、オリジナリティのちゃんとある和風の手触りの作品。
ライトノベルから一歩先の読書体験を求める方に、とてもオススメしたいと思います。