第7話 共鳴

 サニーは部屋の中を見渡した。


 作業台の上には、古い部品が整然と並んでいる。

 京介にも見覚えのない部品がいくつか混じっていた。


 空気には、埃と乾いた木材が混ざったような匂いが残っている。


 そして、サニーはNOMURAへ歩み寄った。


 車体へそっと触れる。


 指先が薄く積もった埃をなぞった。


 銀色の塗装がわずかに顔を覗かせる。


 しばらくその感触を確かめるように見つめてから、京介を振り返った。


「スパナ」


 サニーが手を差し出した。


『おう』


 京介は工具箱からトルクストッカーを取り出して手渡す。


 受け取ったサニーは車体の横へしゃがみ込んだ。


 迷いがない。


 まるで何度も繰り返してきた作業のように、ボルトへ工具を差し込む。


 カチ。


 カチ。


 固定具が一つずつ外されていく。


『いきなり分解か』


「中を見ないと分からない」


 短く答えながら、サニーは保護パネルを取り外した。


 夕日に照らされた内部構造が姿を現す。


 配線。


 駆動系。


 制御ユニット。


 長い年月を眠っていた機械の匂いがした。


「リボルブ」


 京介はドライバーを手渡す。


 サニーは受け取ると、次々にネジを外していった。


 カチ。


 カチ。


 乾いた音が続く。


 露出した内部を覗き込みながら、サニーは視線を走らせた。


 確認している。


 見ているだけではない。


 機械の状態を読んでいる。


『何か分かるのか?』


「うん」


 サニーは小さく頷く。


「たぶん」


 そう言ってモーター固定部へ手を伸ばした。


 スパナを差し込み、力をかける。


 固着したナットが軋んだ。


 キィッ――。


 長い眠りから目覚めるような音だった。


 もう一度力を込める。


 ナットが回る。


 続いて反対側。


 そして最後の一本。


「持って」


『ん?』


「落ちる」


 京介は慌てて車体の下へ手を入れた。


 次の瞬間。


 重量が腕へずしりと乗る。


『重っ……!』


 二人で慎重に支えながらモーターを取り外す。


 地面へ置く。


 砂埃がふわりと舞った。


 サニーはすぐにモーターの分解を始めた。


 カバーを開く。


 内部を確認する。


 摩耗した部品を抜き出す。


 並べる。


 選別する。


 その手際は驚くほど自然だった。


 やがて地面には取り外された部品が整然と並び始める。


 ベアリング。


 スプロケット。


 駆動モーター。


 制御基板。


 どれも長い眠りの中で、ずっと布団にくるまっていたかのように、薄い砂埃をまとっていた。


『本当に覚えてないんだよな』


「うん」


 返事は短い。


 だが手は止まらない。


 部品を調べる。


 磨く。


 交換する。


 組み直す。


 壊れた機械を修理しているというより、一度分解した生命を再構築しているようだった。


『これは?』


 京介が部品を指差す。


「交換」


『なんで?』


「摩耗してる」


『見ただけで分かるのか?』


 サニーは少し考えた。


「分かる」


 そして首を傾げる。


「……たぶん」


 京介は苦笑した。


 だが実際に見れば、確かにサニーの言う通りだった。


 軸受けは削れ。


 接点は腐食し。


 配線の被覆は劣化している。


 説明されれば理解できる。


 だが最初から見抜くことは京介にはできなかった。


 だからこそ見ていた。


 質問するよりも。


 ただ静かに。


 サニーの手元を。


 工具を持つ指先を。


 部品を眺める視線を。


 組み上がっていく構造を。


 まるでフレーム単位で解析するように。


 一つも見逃さないように。


 その動きを頭の中へ刻み込むように。


 やがて西の空が赤く染まり、長く伸びた影が荒野を覆った。


 それでもサニーは作業を続けていた。


 ポニーテールが揺れる。


 頬についた油汚れにも気付いていない。


 部品を持ち上げ。


 光に透かし。


 また元の位置へ戻す。


 その繰り返し。


 時間だけが静かに流れていった。


 空は橙から紫へ。


 紫から藍色へ変わる。


 風がさらに冷たくなった頃。


 サニーはライトを点灯した。


 白い光が車体を照らす。


 廃屋の壁に二人の影が伸びた。


 それでも終わらない。


 まるで時間の感覚を忘れてしまったように。


 サニーは黙々と作業を続ける。


 京介は何も言わなかった。


 代わりに荷物から水筒を取り出す。


 そしてそっと差し出した。


 サニーはようやく顔を上げる。


 一瞬だけ驚いたような顔をして。


 それから受け取った。


「ありがとう」


 水を飲む。


 喉が鳴る。


 それだけで、ずいぶん長い時間作業していたことが分かった。


 京介は何も言わない。


 サニーも何も言わない。


 ただ、少しだけ笑った。


 それだけで十分だったからだ。


 再び作業が始まる。


 夜は深くなっていく。


 ライトの白い光だけが車体を照らしていた。


 やがてサニーは最後の配線を接続する。


 基板を閉じる。


 固定具を締める。


 そしてサニーは何も言わずに手を差し出した。


 京介は少しだけ笑い、スパナを手渡した。


 工具を受け取ったサニーは最後の固定ボルトを締める。


 カチ。


 カチ。


 金属同士が噛み合う。


 最後の一回転。


 手応えを確かめるように力を込める。


 そして静かに頷いた。


「うん」


 指先で軽く確認する。


 そして。


 車体へ跨った。


 京介が息を呑む。


 サニーは起動スイッチへ手を伸ばした。


 静かな夜だった。


 虫の声もない。


 風の音だけが遠くで流れている。


 その静寂の中で、


 NOMURAの心臓が目を覚ます。


 ――ウゥン。


 低く。


 柔らかく。


 まるで眠っていた獣が静かに呼吸を始めたような音だった。


 同時に、ごく微かな振動が車体全体へ広がる。


 サニーの手のひらから腕へ。


 跨った脚から腰へ。


 鼓動のような震えが伝わり、止まっていたはずの金属の身体に血が巡り始めたかのようだった。


 決して荒々しくない。


 耳障りな振動もない。


 だが確かな力が内部で目覚め、周囲の空気をわずかに揺らす。


 頬を撫でる夜気が震え、胸の奥まで低音が染み込んでくる。


 金属同士がぶつかり合う音ではなく、精密に噛み合った歯車が奏でる一つの旋律。


 夜の空気に溶け込みながら、規則正しい鼓動を刻み続ける。


 ――ウゥン……。


 ――ウゥン……。


 そのたびに車体はかすかに脈打ち、まるで巨大な生き物が眠りから覚め、自らの存在を確かめるように震えた。


 それは機械音でありながら、どこか生き物のようだ。


 京介は思わず見入る。


 足元の砂が微細に震え、空気そのものが呼吸しているように感じる。


 古い機械だ。


 それなのに、その音は驚くほど澄んでいた。


 まるで時代そのものが、


 今もこの車体の中で生き続けているように。


 サニーはエンジン音に耳を澄ませる。


 少しだけ目を閉じた。


 振動が掌を通して伝える感触を確かめるように。


 そして小さく頷く。


「うん」


 満足そうに。


「大丈夫」


 京介は静かに笑った。


 その言葉を待っていたように。


 エンジンを止めると、辺りは再び静寂に包まれた。


 冷たい風が吹く。


 廃屋の隙間を抜ける音だけが遠くで聞こえていた。


 京介は車体の横へ腰を下ろす。


 サニーもその隣へ座った。


 ライトだけがまだ地面を照らしている。


 しばらく二人は何も話さなかった。


 火の消えた空には星が広がっていた。


『アネットはさ』


 京介がぽつりと呟く。


 サニーは黙ったまま聞いている。


『すごいんだ』


 夜空を見上げる。


『観測所には優秀な人がたくさんいる』


『アネットだけが特別ってわけじゃない』


『でも』


『誰かが助けを必要としている時』


『真っ先に動くのは、いつもアネットだった』


 風が吹く。


『危険だって分かってるのに』


『放っておけないんだ』


『そういう人だから』


『みんな信頼してる』


 少し間が空く。


『俺も、そうだけど』


『尊敬してるんだ』


『親友として』


『一人の人間として』


 ただ静かに聞いていた。


 昼間のような軽口はない。


 慰めの言葉もない。


 サニーはしばらく空を見ていた。


 そしてゆっくり口を開く。


「私には」


 少し言葉を探す。


「親友が、いたかどうかも分からない」


「尊敬する人がいたかも分からない」


「誰かを大切に思ったことがあるかも分からない」


 記憶のない人間の言葉だった。


 けれど。


 不思議と寂しさは感じなかった。


 サニーは小さく笑う。


 星々が静かに瞬いている。


「私にもいるかな」


『ん?』


「迎えに来てくれる人」


 夜風が二人の間を通り過ぎる。


『いるだろ』


 その言葉に、サニーの視線がわずかに泳ぐ。


「……ずるいな」


『何が?』


「アネットが」


 京介は思わず笑う。


『なんだそれ』


「別に」


 夜は静かだった。


 明日から向かう場所は危険かもしれない。


 何も見つからないかもしれない。


 それでも。


 二人の心は決まっていた。


 やがてライトを消す。


 星明かりだけが残った。


 そして――


 翌朝。


 東の空から朝日が昇る。


 夜露をまとった草が光を反射し、小さな宝石のように輝いていた。


 冷えた空気はまだ残っている。


 だが陽の光は確かに大地を温め始めていた。


 昨日まで静かだった荒野にも、少しずつ色が戻っていく。


 サニーは修理したNOMURAへ跨る。


 京介も後ろへ乗った。


 エンジンが静かに目を覚ます。


 昨日と同じ澄んだ鼓動。


 昨日と変わらない音が二人を迎えた。


 サニーは小さく頷く。


「行けそう」


『任せた』


 バイクがゆっくり走り出した。


 朝日が二人の背中を照らす。


 まるで二人を祝福するように。


 あるいは。


 まだ諦めるには早いと背中を押しているように。


 乾いた風が頬を撫でた。


 荒野はどこまでも続いている。


 崩れた道路。


 砂に埋もれた標識。


 風化した建物の残骸。


 世界は相変わらず傷だらけだった。


 それでも。


 命は残っている。


 遠くの茂みが揺れた。


 サニーが少し速度を落とす。


 草陰から現れたのは鹿だった。


 一頭。


 そして、その後ろにもう一頭。


 まだ小さな子鹿。


 親の後を追うように歩いている。


 二頭はしばらくこちらを見つめ、


 やがて森の奥へ消えていった。


 京介は少しだけ笑う。


『元気そうだな』


「うん」


 サニーもその背中を見送った。


 世界はまだ終わっていない。


 そう思わせる光景だった。


 NOMURAは荒野を進む。


 速度は出せない。


 道路は崩れ、


 瓦礫が散乱し、


 時折現れる大きな亀裂を避けながら進まなければならないからだ。


 それでも二人は止まらない。


 アネットがいる保証はない。


 生きている保証もない。


 だが足を止める理由にもならなかった。


 時間だけが過ぎていく。


 太陽は高く昇った。


 空は青い。


 どこまでも青かった。


 ――そのはずだった。


 サニーが顔を上げる。


「曇ってきたね」


 京介も空を見る。


 西の空。


 灰色の雲が広がり始めていた。


 風向きが変わる。


 空気が重くなる。


 肌にまとわりつくような湿気。


 数分後。


 頬に冷たいものが当たった。


 一滴。


 また一滴。


 やがて雨になる。


 最初は静かだった。


 だが次第に勢いを増していく。


 地面を叩き。


 草を倒し。


 視界を滲ませる。


 昼前だというのに空は暗い。


 まるで夕方のようだった。


 サニーは速度を落とす。


 ワイパーのないバイザーを雨粒が流れ落ちていく。


『こんな雨、滅多にない』


 雨脚はさらに強くなる。


 視界が白く霞む。


 雨だけではない。


 空気そのものが濁っていた。


 細かな粒子が風に舞い、白い靄となって荒野を覆っている。


 ヘッドライトの光は途中で散乱し、遠くまで届かない。


 呼吸をするたびに、湿った冷気が肺の奥へ流れ込んだ。


 観測所が警告していたエアロゾル濃度異常区域。


 数値でしか知らなかった場所が、今は目の前にある。


 世界そのものが薄い膜に包まれているようだった。


 雨は強くなる。


 風も強くなる。


 そして何より。


 進めば進むほど、空気が重い。


 まるで見えない海の底へ潜っていくような圧迫感。


 ついに辿り着いたのだ。


 二週間程前。


 レベル6磁気嵐が発生した場所へ。


 遠くに何かが見えた。


 建物だった。


 いや。


 建物だったもの、と言うべきかもしれない。


 半分以上が崩れ落ちている。


 外壁は風雨に削られ、


 窓ガラスもほとんど残っていない。


 それでも不思議だった。


 ただの廃屋には見えない。


 どこか規則的で、


 どこか機能的で、


 人が暮らすための建物とは違う印象があった。


 広い通路。


 高い天井。


 壁面を走る太い配線跡。


 何か大きな設備が置かれていたような空間。


 昔。


 ここには別の目的があった。


 そんな気配だけが残っている。


「雨宿りできそう」


『助かった』


 サニーは建物の影へNOMURAを滑り込ませた。


 屋根の残っている場所へ停める。


 エンジンが止まる。


 直後。


 雨音だけが世界を埋め尽くした。


 ザーッ――――。


 まるで滝の中にいるようだった。


 そして、計測器は磁気を感知している。


 二人はしばらく外を眺める。


 視界の先は灰色だ。


 雨の幕が世界を覆っている。


 サニーはゆっくり建物を見上げた。


 崩れた壁。


 朽ちた柱。


 雨に濡れた配線。


 その瞬間。


 胸の奥が微かにざわついた。


 理由は分からない。


 懐かしいような。


 そんな感覚。


「どうした?」


 京介が気付く。


 サニーは少しだけ考えた。


 そして首を振る。


「……ううん」


 視線を建物から外す。


「なんでもない」


 そう言った。


 空気は冷たく湿っている。


 雨はまだ止まない。


『この辺りまで来る人、ほとんどいないんだ』


「どうして?」


『危険だからな』


『物資もないし』


『来る意味がない』


 サニーも外へ目を向けた。


 雨が地面を叩いている。


 その時だった。


『ん?』


 京介が足元を見る。


 散乱した機械。


 朽ちた端末。


 砕けたドローン。


 その周囲には黒い土が広がっていた。


 見覚えがある。


 保護ユニットを見つけたあの日だ。


 あの廃シェルターにもあった。


『これは……』


 京介がしゃがみ込む。


 黒い粒子は雨に濡れている。


 それでも不自然だった。


 まるで機械が土になったような質感。


「京介」


 サニーの声。


 振り返る。


「見て」


 指差した先。


 空だった。


 京介は顔を上げる。


 そして息を呑む。


 今まで空だと思っていたものが違った。


 そこには巨大な壁があった。


 あまりにも巨大だった。


 近すぎて見えない山のように。


 大きすぎて空と区別できなかったのだ。


 透明だった。


 色もない。


 形も曖昧。


 それなのに存在だけははっきりと分かる。


 空気が歪んでいる。


 雲がそこだけ避けるように流れている。


 雨もまた、何かに押し返されるように軌道を変えていた。


 巨大な渦。


 巨大な壁。


 巨大な境界。


 目に見えない何かが世界を分けている。


 そんな光景だった。


 京介は無意識に立ち上がる。


 背筋に寒気が走った。


 あれは雲じゃない。


 嵐でもない。


 自然現象とも思えない。


 まるで世界そのものに傷が開いているようだった。


 雨音が響いていた。


 だが。


『……あれ』


 京介は思わず声を漏らした。


 前方。


 巨大な壁の手前。


 何かが立っていた。


 人影。


 そう見えた。


 だが違う。


 服も見えない。


 顔も見えない。


 輪郭だけがそこにある。


 まるで透明人間が雨の中に立っているようだった。


 雨粒だけが、その存在を避けて落ちている。


 その人影はゆっくりと歩き出した。


 巨大な壁へ向かって。


『待ってくれ!』


 京介は反射的に追いかける。


 サニーもその後を追った。


 雨が強くなる。


 風が唸る。


 そして、磁気が強まる。


 だが不思議だった。


 ぴょん吉は正常に動いている。


 ここまで強い磁気なら停止してもおかしくない。


 それなのに。


 なぜか動く。


 人影との距離が縮まる。


 あと少し。


 その時だった。


 足元の感覚が変わる。


 砂でもない。


 土でもない。


 水でもない。


 何か柔らかい膜を通り抜けたような感覚。


 京介は立ち止まる。


 雨音が消えた。


 振り返る。


 さっきまで降っていた豪雨が見える。


 だが届かない。


 目の前にあるのに。


 一滴も落ちてこない。


 風もない。


 音もない。


 静寂だけが広がっていた。


『なんだ……ここ』


 その瞬間。


 京介は自分の右手に気付く。


 サニーの手を握っていた。


 いつからだろう。


 分からない。


 気付けばそうしていた。


 サニーも何も言わない。


 ただ少しだけ握り返した。


 気付くと人影の姿はない。


 二人は歩く。


 静かな空間だった。


 不思議と恐怖はない。


 どこか懐かしい。


 そんな感覚だけがあった。


 そして。


 声が聞こえた。


【待っていました】


 二人は足を止める。


 声は優しかった。


 温かかった。


 長い冬の夜に灯る灯りのような声だった。


【……ずっと】


 サニーの瞳が揺れる。


 なぜだろう。


 知らないはずなのに。


 胸が苦しい。


 涙が出そうになる。


 その声を知っている気がした。


 景色が変わり始める。


 灰色だった世界に色が戻る。


 空間全体が淡い紫色に染まる。


 地面に光が走る。


 透明だった景色が輪郭を持ち始める。


 木々。


 草花。


 遠くの丘。


 風に揺れる花びら。


 まるで誰かが描いた夢の世界だった。


 見えていなかっただけで。


 最初からそこにあったかのように。


 世界が姿を現していく。


 サニーは息を呑む。


 そして――


雫守しずくもり教授】


 頭の奥で何かが弾けた。


 断片。


 記憶。


 言葉。


 研究室。


 観葉植物。


 論文。


 モニター。


 笑い声。


 その呼び名。


 その声。


 その景色。


 一瞬で全てが繋がった。


「……あ」


 サニーの膝が震える。


 瞳から涙が零れ落ちた。


 京介が振り返る。


『サニー?』


 サニーは震える声で呟く。


「京介」


 涙を拭うことも忘れていた。


「私……」


 空を見上げる。


 薄紫色の空。


 どこまでも続く世界。


 そして。


 ずっと待ち続けていた存在の気配。


「私……思い出したよ」

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