ブラック労働と毒親の記憶で擦り切れた翔太の心を、リリアが「膝枕とマリアのような慈愛」で全肯定して救い出すプロセスが本当に美しく、同時にどこか仄暗い執着も感じさせてページをめくる手が止まりませんでした。
100点を取らなければ殴られた算数ドリルの悪夢。そんな最悪の目覚めを迎えた翔太を待っていた、リリアの「膝枕」というあまりにも甘美な救済。
リリアが「もう私はたっくさん助けてもらったから、ゆっくり休んでいい」と頭を撫でるシーンは、翔太のインナーチャイルドが何年ぶりかに救われた瞬間であり、読んでいて鳥肌が立ちました。