第一感、秀逸なタイトルだと感じた。
そして読んで分かった。
この物語は難しい表現や比喩などの例えが少ない分、平易な文章から驚くほど深い意味が込められていると感じた。
語弊はあるがコストパフォーマンスの高い文章力で簡潔にまとめ上げられた印象を受ける。
一つ例を挙げるなら作中に「飽きません」「離さないよ」というセリフがある。
恋愛等では頻出ワードだが、そこにはホラーとしての深淵がのぞくかも知れない。
あくまで受け止め方次第だが、このような深意を忍ばせるのは容易ではない。
しかもその切り替え方も作為を感じさせない自然な流れ。
併せて読者を引き込む力があることも追記したい。
もちろんファジー的な要素を孕む危険性はあるが、それらを差し引いてもこの物語は一読する価値があると思う。
Simple is best. と呼びたくなる恋愛ホラー。
この深さを味わってみてください。