第2話 ゲーム一日目
「ようこそ神代 結衣様。<アストラル・レガリア>へ。
ログイン直後、ゲームのログインでしか聴くことのない定番の言葉が聞こえた。
「ゲーム内のアバターを作ってください。」
そう言われたが、私は自分以外の誰かを動かすと気持ち悪くなってしまうので、
「そのままでお願いします。」
と答えた。
「ゲームでは必ず、色んな神の中のひと柱以上に、所属しなければなりません。どの神を選びますか?」
うーん。旅の神って誰だっけ?あ。以上だから、旅に関係しているすべての神でもいいのか
な?
「旅に関するすべての神でお願いします。」
「では職業をどうしますか?」
いうまでもないよ!旅人一択でしょ!
実は彼女はとても重い病気を抱えていた。それは、慢性疲労症候群。この病気は十分な休息をとっても日常生活に支障をきたすほどの強い疲労感や全身倦怠感が6ヶ月以上続く原因不明の疾患である。だが、彼女のそれは従来の病気を上回っていた。歩く気もせず、ただ生きているような状態。そのため、彼女の両親は彼女を深く心配し、医師からこの病気を和らげる可能性があるゲームがあるという話を聞き、現在やっているのだ。彼女の日常の中では病院の外に出たこともない。お察しの通り、彼女は外に歩きに行くどころか、歩くこと自体も困難なのである。だから彼女の願いは色んなところに行って色んなものを感じ、色んなことをしたいというもの。なぜ旅他人を選んだかというと、旅人以外にその願いを叶えることができないのだ。
「専用ジョブ:旅人になりました。」
「ステータス・スキルはどうしますか?」
まず彼女は、旅人がなぜ専用ジョブなのか気になった。まず、専用ジョブとは開発者の想定していない職業を選んだものに与えられるジョブである。それを持つ人は2人以上は存在しない。
それはなぜか、同じ専用ジョブ持ちが2人以上になったら、その職業は普通のジョブとして選べるジョブになるからである。大抵は、「職業なににしますか?」と聞かれたら、まずジョブ(職業)になにがあるのかを聞くだろう。その後、戦士とか魔法使いを選び、旅をする人ならば、商人を選ぶからである。だが、病気のせいで外にも出れず、夢を叶えられる可能性があることを知っている彼女は、なにがあるのか聞かずに旅をする人(=旅人)になりたいと答えるのは当然のことなのだ。
そのそのため彼女は開発者の度肝を抜くような存在になるのは別の話。
「すてーたす?・すきる?なにそれ?」
彼女は大抵病気により、寝ているか、病気によって弱ってしまった体を治すために少しの運動をしている。これでわかったと思うが、異世界系のことに関して全く知識がないのだ!
「エラー発生。エラー発生。エラー情報を収集してい。イマ。ススス。」
開発者であり、1人でこの世界を管理しマスコミ等も1人でそつなくこなせているゲームマスターでもこの状況は予想できなかった。そのため、エラーが発生してしまった!
「え?なになに?エラー?なんでエラー?が出るの?」
なぜか知らないが、彼女はエラーについては知っていたらしい。謎だ。
「エラーを対処スるたメに、
「え?なになに?私なんかやっちゃったの?ねぇ?なんかどこかに飛ばされそう(ワープ)なんですけど?誰カタスケテー!」
誰か助けてと言おうと思ったら、ここはログイン状態だと気づいた。ログイン状態は誰もいないのだが、いないのに言おうとしていたのを気づいた彼女は、助けてと言っているフリに途中からしようとした!そのため、ある意味で演技が天才な彼女はこのようにすごく変な感じで言いうこととなる。その後すぐに、最初の村に飛ばされてしまった!
エラーによってAIが判断をミスり、ものすごいスキルが作られてしまったせいで管理者が焦ったのはまた別のオハナシ。
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