「人生とはマラソンのようなもの」とは良く言ったものではありますが、無我夢中で走っている時にはなかなか「そうだ」とは気がつかないもの。
けれども時に立ち止まり、これまでを振り返る。
すると、不思議に今まで走ってきた「マラソンのコース」が自身の背後に伸びていたのが見えたりもします。
この短歌集は普段ウィットに富む小説を発表していらっしゃる作者様の、そんな真摯な思いが込められているように思いました。
……正直申しあげると、私がこちらの作者様を初めて存じあげたのは「短歌」だったのです。
激動の時代を生き抜かれたお父様への想いを切々と詠い上げた作品でした。
そちらも是非お勧めいたします。
スー…