たまらないです。
どうゆう時にこんなお話が思いつくんだろう…と本当に尊敬しました。
1話1話に平凡の中にある人間らしさ、人間臭さが詰まっていて、全てにどこか儚さがありました。
「愛しい部分」と表現しましたが若干皮肉も混じっています。「人間ってこうゆうところあるよな…」という感じも合わせてです。そこがたまらないです。
所々のユーモア溢れる会話も魅力的です。
空気感の表現も素敵で、登場人物の姿が鮮明に想像出来ました。あまりの人間臭に少し涙が出てしまうようなエピソードもあります。
大好きな作品となりました。
記憶を消してもう一回読みたいです。
私だったらどうするかな?
カヂルグミも大好きなキャラクターです。
最高に天才ですね…
語彙力が無くレビューが得意ではないので上手く書けてなかったら恐れ入りますが…絶対にオススメしたい作品です!
序幕の一文「宇宙では、病も老いも死も、貧困も争いも孤独も怒りも悲しみも、ずいぶん前から無害化できるものとして扱われていた」——この宣言だけで、この作品が只者ではないと分かる。
三匹の猫が地球を宇宙の盲点に隠していたという突飛な設定を、一切照れることなく寓話の文体で語りきる胆力が素晴らしい。「宇宙規模の救済が道に迷って遅れた」という間の抜けた理由、救済者ブラザー・カヂルグミの途方もない親切さと控えめさ、そして地球人がその善意を前に「自分たちが思っていたより、ずっと小さな存在だった」と気づく瞬間の描写——すべてが丁寧で、ユーモアと哀愁が絶妙なバランスで共存している。
「祈りになりかけたものを、拍手で済ませたのだと思う」という第一幕の結びは、この作品全体のトーンを完璧に体現している。壮大なテーマを扱いながら、どこまでも人間くさい。読んでいて、自分たちの小ささと愛おしさを同時に感じる稀有な一作だ。