後世に編纂された歴史書や、叙事詩を読んでいるような感覚が強い作品です。
吟遊詩人の語りが時折挟まることで、この先訪れる戦乱や、英雄たちの足跡が仄めかされるところが特徴的です。
ある意味、詩人の綴る詩は作品のネタバレともいえると思うのですが、結果がわかっていてもなお「そこにどう辿り着くのか」が気になって読み進められるような作品だと感じます。
大河ドラマや、結末を知っていても観てしまう作品のようです。
個人の成長というより、時代そのものが動き出す瞬間を見届けるような、重厚な読書体験が楽しめる作品でした。
続きも楽しみにしております。