幕末史と妖怪伝承、異世界要素を結び付けた発想が魅力的でした。祖父の遺品整理から始まる導入は読みやすく、桐箱や古写真が少しずつ日常を侵食していく不穏さが心地よいです。商店街の住人たちが実は“残された者たち”だったという仕掛けも惹きが強く、現代伝奇として続きが気になる構成でした。紫苑の正体や四つの門の謎にも期待が高まります。