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十七音では足りなくて

十七音では足りなくて

ねうとん

おすすめレビュー

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★★★
★20
7人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 銀猫
    203件の
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    ★★★ Excellent!!!

    十七音に隠した、言えなかった恋

    俳句部を舞台にした、淡くて少し切ない青春短編です。

    好きな人に想いを伝えたい。けれど、いざ言葉にしようとすると怖くなる。その揺れる気持ちが、十七音という短い言葉の中にぎゅっと込められていて、とても胸に残りました。

    特に魅力的だったのは、主人公と部長の距離感です。俳句は少し不器用なのに、誰よりも楽しそうに一句を詠む部長。その明るさに惹かれながらも、踏み出せない主人公の臆病さがとても瑞々しく描かれています。

    文化祭の展示に紛れ込ませた「お互いに向けた一句」を探すゲームも、とても素敵でした。二人だけの秘密のような仕掛けが青春らしく、短冊に隠された想いを追う時間に、こちらまでどきどきしてしまいました。

    そして最後の一言が本当に良かったです。

    届いていないようで、実は届いていたのかもしれない。言えなかった想いの余韻が静かに残る、優しくて切ない作品でした。

    • 2026年6月16日 23:48