不倫というのは嫌なものだと私は思う。一時の感情のせいで、長年にわたって積み上げてきたものがダイナマイトで木っ端微塵にされるが如く吹っ飛ぶのである。そして、一番可哀想なのは残される方。突然裏切られ、置いてけぼりにされる感情と言ったらどう表現すればいいのやら。
本作は、そんな不倫する人を占い師である作者様が分類した作品である。色んな人が登場するが、共通するのは『取り繕うのが上手い』ということだ。一見すると無害。だからこそ恐ろしい。守りたくなる弱さを装ったり、とんでもない金で釣ったり。余計にたちが悪い。
あなたのそばにも、そんな恐ろしい人は潜んでいるのかもしれない。せめて、お天道様は見ていると信じたいものだ。
ジョジョの奇妙な冒険はご存じだろうか?
国民的(?)名作漫画ですが……
それに登場するある漫画家曰く――漫画にはリアリティが必要だ! 絶対的なリアリティが!(正確に一字一句同じではないかもしれませんがそのようなことを言っています)
さて、多くの人が自分の体験したことを基にしか想像できない・書けない、という制約がある中、じゃあどうすればより多くのリアリティを得られるのか?
その答えの一つがこちらです。
占い師として、日々不倫相談に乗ってきた著者の豊富な経験を基に、分類されたエッセイ。
こちらを読めば、どんな男が不倫をする(ピー音)野郎なのかよくわかると思います。
これこそがリアリティ!
実際問題、不倫する(ピー音)達を観察するために全員が占い師をするというのは非現実的。
しかし、その経験をこうしてエッセイにしてくれている方がいる。
なんとありがたい話なのか。
恋愛小説などを書かれている方はもちろん、そうじゃない方も読めば必ず何かしら得るものがあるでしょう。
あ、折角なので【レビューコンテスト応募】させて頂きます。