「生活リズムが乱れた男子高校生の早朝散歩」という超日常的なスタートから、胡散臭い老婆の罠、女湯での銀髪美少女との遭遇、そして謎の黒塗りの車による連行まで、息つく暇もない怒涛の展開が魅力的です。
タイトルにある「魔力なし」「死刑」という不穏なワードが、この拉致の先にどう繋がっていくのか、続きが気になって仕方がない引きになっています。
特に親切心が仇になる、コメディタッチな「お約束」の流れに笑いました。
生活リズムが崩れた達也が、ウミネコを眺めるのんびりした空気感から、芝居がかった老婆に絡まれていくテンポ感が絶妙です。
ツッコミを入れつつも助けてあげる達也の「お人好しな主人公気質」が綺麗に描写されているからこそ、その後の女湯での大ピンチがコミカルに引き立ちます。