最初は警察小説として読んでいました。
無線。
現場指揮。
取調べ。
捜査の空気。
どれも妙にリアルで、「これ絶対ちゃんと取材してるか、経験者なんじゃ……?」と思うくらい緊張感があります。
でも、この作品はそこで終わりません。
BBと、りゅう。
二人が現れた瞬間、空気がBlue Floydに変わるんです。
そして、すみれ。
前作を読んだ人なら、きっと何度も「あれ?」と思うはず。
作者は何も説明しません。
でも最後。
あの一枚の、紅葉色の楓。
……やっぱり。
その一枚だけで全部伝わりました。
説明しないからこそ伝わるものがある。
Blue Floydは今回も、読者を信じて物語を託してきます。
ますます、この「続章」の先が楽しみになりました。