感想
「やっぱり」って思った。その瞬間、「来たっ!」って声出ちゃった。
導入が、理系女子の日常を描いた青春小説。
大学の空気も、天体観測も、ギターも、とにかく描写がリアル。
特に星を見上げるシーンは、静かなのに吸い込まれるようで、気付けば飛鳥の世界に入り込んでいました。
そしてLL。来るぞ来るぞ(笑!)
アメリアとの掛け合いが本当に面白くて、笑いながら読んでいたのに……
「bx」
その呼び名が出てきた瞬間、思わず声が出ました。
前作を読んできた人なら、きっと同じだと思います。
「やっぱり。」
その一言しかありません。
さらに最後。
TL555 Boxer。
……そこで完全に確信しました。
作者は今回も何も説明しません。
でも、それがBlue Floydなんですよね。
分かる人にはちゃんと伝わる。
あの静かな伏線の張り方が本当に好きです。
飛鳥という新しい主人公の物語なのに、読み終えたあとには遠い記憶まで優しく響いてくる。
今回も見事にBlue Floydの世界へ連れていかれました。