この世界では、人は死ぬと武器になる。
そんな世界で生きる「剣聖」エルディスの物語から幕を開けるダークファンタジーです。
【死ねば武器になる世界】
剣人は剣、獣人は槍、小人は盾――。
残された武器は「遺武器」として大切に扱われ、宗教や死生観にも繋がっています。
最初は驚いたこの設定も、読み進めるほど世界に深く根付いていることが分かり、その奥深さを感じました。
【剣聖と喋るグロウル】
剣聖となったエルディスをはじめ、それぞれに過去や秘密を抱えた登場人物たち。
そして、人々を脅かす謎の存在「喋るグロウル」。
読み進めるたびに新たな一面が見えてきて、この世界に何が隠されているのか気になっていきます。
【心に残った名台詞】
――一緒に討とう
命を奪われ、遺剣となった男性。その剣を手に強敵へ立ち向かう場面に、「人は死ねば武器になる」というこの作品ならではの世界観を強く感じました。
それぞれの登場人物が抱える想いを追いながら、独特な世界と謎を楽しみたい方へ、オススメな作品です。