両親を失い、貴族としての誇りも失い、ゴミ拾いの仕事中に力尽きるアーヴェンの転落ぶりが容赦なく描かれていて、序盤の重さにまず引き込まれます。
それでいて、死神の少女が鎌を握ったままモジモジしているコミカルな間や、研究員ノルアルダの「飲酒できないからイライラしてる」という身も蓋もない自己中心ぶりが、悲劇のはずの場面をブラックコメディに変換していて、このバランス感覚が独特でした。
「才能がもらえない少女」という設定が、ここから47話・二部構成のサバイバルにどう繋がっていくのか、序盤の理不尽さを乗り越えていく展開に期待が持てる始まりでした。