本作は、親や周囲からの期待で剣道をやっていた少年の絆侍くんが、剣道から逃げた先で自分を見つめ直し、前へ進むという青春小説です。
……熱い!眩しい!
当の絆侍くんは色々思い悩み、葛藤しているわけですが、その感情に読者は惹き込まれます。
舞台は部活動に力を入れているらしい高校。
主人公はもちろん絆侍くんです。ただし、物語開始時点で彼は剣道部ではなく、軽音部に属しています。
何をやらせても卒なくこなせる、才能の塊のような絆侍ですが——軽音部でともにバンドを組む依織くんとの友情。中学までずっとともに剣道をやっていた直史くんとの因縁。(直史くんとはかなり葛藤の末)それらへぶつかって行って全力で青春している絆侍くんに、ぐっと来るものがあります。
励まされる読者もいるかもしれません。それくらい、なんだかんだ言って、絆侍くんは真っすぐに、一生懸命突き進んでいるのです。
まだ未完結の本作。きっと爽やかな結末が待っているのだろうと期待に胸が膨らんでおります。
未読の方はぜひ、ご一読を。