第6話 戦争再開のち圧勝・・そして大脱走
こちらの軍の魔女くんたちは、おおよそ回復し前線へと復帰。即座に戦争再開となったが回復しきれていない敵軍はあっさり崩壊し退却していった。
なのでとりあえず戦争は終結。
なし崩しに戦勝祝いの大宴会へと突入したのだった。
援軍として来た男性も余力残したものは、女性兵士たちの大歓迎を受け狂乱の1日が過ぎていくのだった。
おれも流石にこの人数から逃げること叶わず、酒に逃げることにしたのだった。それがとんでもない事態を呼び起こすとも知らずに。
まずは猫ちゃんに捕まった。もちろん連れの女性も一緒である。
「ヤマトしゃん!飲んでる? ありがとにゃ、助けてくれてうれしかったにゃ」
猫語か! ま、ただの酔っ払い猫である。辺境伯の娘? 知らんがな。
可愛いけどな。
「よ、嫁にいくにゃ。わたしすぐ行くにゃ、ヤマトしゃん!結婚しろにゃ!
私と!」
酔っぱらいのことに意識が集中しすぎていたおれは、数千人の女性に囲まれた数百人だけの男性、それも完全に元気なのは俺だけ。この状況がなにを生むか、俺は想像力がこのとき完全に死んでいたのだった。
大宴会の翌朝・・・
「ヤっちまった・・・どうしよ」
大宴会場を埋め尽くす、全裸の女、女、女・・・
そして同じく裸の俺・・・俺以外は爆睡中である。
幸いと言えるのかはわからんが、おれの横で眠る猫ちゃんは幸せそうだったよ。
アリサ・・・経験者人数 1(初相手=ヤマト)
これ 一体全体何人いるんだ? ぱっと見100人はいるぞ。 おれ全然記憶にないんだけど・・・
おれは自分の魔力量を確認したが、減ってはいない。ということはおれは合意してないので魔力譲渡はされてない。今すっからかんな状態で全員に譲渡してたらヤバかったわ。しらんうちに欠乏症発症してどうにもならなかったかもしれんのだ。
だが・・だが・・一言言わせてほしい。
せめて、せめて、ヤっちまったものはしょうがないが、俺のムフフな記憶!返してくれ!
****
朝食後、まったりと御茶を飲むおれの右には猫ちゃん、左には連れの女性。
その他大勢のあの部屋で良からぬことをなしたであろう女性たちは、居ない。
そう、おれの行為を責める人は一人もいなかったのである。
まあわからんでもない。
男が少ない世の中である。その中で絶倫(魔力的な意味で)男と一夜を共にし、将来安泰(かもしれない)の可能性に巡り会えたのだ。
これでハーレム築けばおれも安泰・・・
いや、そういうの望んでたよ?実際のところ。おれも健全な青少年なわけだし。
でもさ、なんか違うんだよね。おれが脳内で妄想してたのとさ。
(よし! 逃げよう)
だれに非難されても構うもんか! やり逃げ上等だ! おれはまだまだ自由に暮らしたいんだ!
翌日深夜、おれはすべてをかなぐり捨てて前線宿舎を脱走したのだった。
猫ちゃん・・ちょっとだけ惜しいと思ったおれは悪くない、多分だけど。どうか俺のことは忘れてお幸せにね。辺境領地の発展を祈ってるよ(棒)
だが、一人深夜の街道を行く俺は、この世界の女の執念というものを、このときまだまだ甘く見ていたのだった・・・
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