自堕落でバックレることしか考えていないジークの等身大のセリフ回しが小気味よく、そこに加わる「火力100・命中率0」のノイ大佐というキャラの爆発力が凄まじいです。他力本願の夢が秒で崩れ去るジークのツッコミが冴え渡っています。「天災としての桃太郎」というブラックで斬新な世界観に惹き込まれます。めでたしで終わったはずの物語を「荒らされた側の地獄」として再定義するスタートが非常に強烈で引き込まれます。経験値稼ぎに躍り出てくる「野生の人間」というRPGメタ要素の盛り込み方も秀逸です。
常識的に見れば圧倒的な戦力なのに、全員が微妙に方向性を間違えていて笑いが積み重なっていく構成が魅力的でした。 ジークの適当さとノイの暴走が対照的で、テンポよく読ませる力のある作品でした。
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