wW-5 Sector A6
景色が変わる。
降ろさ…
ないのかい!
「離せ!」
「…黙れ」
暴れてみた。
背中に平手打ち。
ひぃ!
…ぅ……。
「あの…恥ずい…」
ぽつり。
立ち止まり、
ゆっくり降ろされた。
「…満足か?」
「触っただろ」
「………」
じとー
視線を逸らされた。
置いて行かれた。
【抹消対象解除】
…………。
「…付いて来い」
「帰る!」
ため息。
振り向く。
「お前な……」
呆れた顔してる。
「ラファルサ、相変わらずだな」
「大佐!」
敬礼。
………大佐?
首を傾げる。
近づいてくる。
「貴婦人、怖い思いさせてすまなかった」
優しい表情。
「不安だろう。婦人殿の疑問をゆっくり聞かせてくれるかい?」
手を差し出された。
信じていいのか…
見つめながら、
不信感。
【好感度感知∶南戸大佐。56歳独身。敵意なし。仲良くなりたい。】
…………。
何それ…。
てか、
お前なんなんだよ。
【あなたを全力でサポートします。】
だから…
何なんだよ…
「混乱してるんだろうな…無理もない」
手を引っ込める。
「ラファルサ…」
振り向く。
「その不器用いい加減直せ…私はA6ブロックで待ってる」
背中を叩き去った。
敬礼。
「はっ!」
見送る。
へぇ、
見送るんだ…。
スッと、
振り向いた。
じー…。
腹立つ…。
視線を外し、
呆れてみせた。
チラッと見た。
片眉上げてる。
【好感度感知∶ラファルサ少佐。敵意なし。仲良くできる気がしない。】
「知るか…」
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