一見、ありがちなタイトルに見えるかも
知れないけれど。
読み進めるうちに何やら様々なモノが
見え隠れする。
ストーリーは、明らかに怪しげな広告から
始まる。『理想の彼女、育てませんか?』
尤も、これはと或る 科学研究所 の
広告だった。
つい、興味からファームを見学する事に
なった主人公は、流れ作業の様に
一個の 球根 を手に入れる。
まさに、清廉と卑俗が渾然一体となる
この謎の研究所は 事業体 なのだ。
理想の 彼女 を植物に求める男達の狂騒と
その背後に闇の様に広がる何やら途轍もない
脅威が、次第に物語をあらぬ荒野へと
導いて行く。
これは、あくまでもホラー。
倫理を超えた所にあるモノは何なのか。
茲許のAI狂想を、ふと思い浮かべてしまう。